2016年ヒットした本

2016年もあと23時間くらいということで、初めて書きます。

開設してから半年以上放置してました。だって、しゃかいじんは忙しいからね!(大嘘)

2016年は学生の時とかわらないペースで本を読めてよかったなぁ。お金を持っているってすごい。何も考えずに書店の本棚から本を購入する贅沢を味わってました。で、家に帰ってスペースがないことに気づいて頭抱えるんだけれども。

 

さて、2016年個人的にヒットした本について書こうと思います。

 

一番ヒットした本は……『名前探しの放課後』著:辻村深月講談社

依田いつかが最初に感じた違和感は撤去されたはずの看板だった。「俺、もしかして過去に戻された?」動揺する中で浮かぶ1つの記憶。いつかは高校のクラスメートの坂崎あすなに相談を持ちかける。「今から俺たちの同級生が自殺する。でもそれが誰なのか思い出せないんだ」2人はその「誰か」を探し始める。(あらすじから)

 

これを読み終わったのは、ちょうど大ヒットした「君の名は。」を見た直後だったこともあり、心がざわざわした記憶がある。(内容は全然違うし、あんなにさわやかじゃない。)この本は好きか嫌いかといわれたら、話が私の求めてるキラキラした青春じゃないから嫌いな部類に入る。けど、見事な伏線回収に、高校生の心理描写がすごかったので選びました。

あらすじだけで読みたくなるから語る必要ないよね?自殺者探すってなに?いつかくん何者だよ!って思ったでしょ?わたしも、あらすじに引き込まれて買うつもりなかったのに買ってしまったものです。(しゃかいじんのよゆう!)

 

こんなに高校生の複雑な思春期病をうまく書いた本はなかなかないと思うので、ぜひ、高校生に戻りたい人は読んでください。たぶん、主人公たちの言動に既視感を

覚えるひとが多いと思います。

わたしは、あすなちゃんのスクールカーストコンプレックスにすごく共感しました。クラスの中で見えない壁が存在するんだろうね。

 

辻村深月の作品は話しすぎるとネタバレになるからあまり話せないのがつらい。

そして作品間がリンクしていることで有名な作者なので、読む場合は講談社おすすめの順番で読むこと!(私はスロウハイツ→ハケンアニメ!からハマって、順番に読み進めました。)

 

以上、2016年ヒットした本でした。

他にもいろいろ読んでるけど、2回読んだのはこの本だけ。

来年もたくさん本を読みたい。

 

 

名前探しの放課後(上) (講談社文庫)

名前探しの放課後(上) (講談社文庫)

 

 

 

名前探しの放課後(下) (講談社文庫)

名前探しの放課後(下) (講談社文庫)